金沢市近郊の26のギャラリーが連携して行う企画展「金沢アートスペースリンク2015」が8月1日、ギャラリー「金沢アートグミ」(金沢市青草町88、TEL 076-225-7780)などを会場にスタートする。
伝統工芸から現代美術まで多彩なアートが注目される金沢で、点在するギャラリーが協力し合い、回遊性を高めながら各ギャラリーの個性や趣向をアピールする同展。4回目を迎える今年は「グレードビューティ」をテーマに掲げ、金沢のまちに息づく「美」をさまざまな形で表現した作品を展示する。
事務局を務める金沢アートグミでは、25のギャラリーのブースを設け、参加作家の作品を一堂に集めて紹介するとともに、インフォメーション的な役割も担う。「どこに行こうか迷う方はまずここを訪れて好みのギャラリーを見つけたり、回りきれなかったギャラリーの作品を見たり、さまざまな形で活用していただければ」と、同ギャラリースタッフの金谷亜祐美さん。
関連イベントとして、週末に市内の文化施設が開館時間を延長しイベントを行う「金沢ナイトミュージアム2015夏秋編」(10月18日まで)と連携したワークショップや茶会、金沢市内で制作を行う10人の作家がスタジオを公開する「オープンスタジオデー」(8月1日・2日)も実施する。
参加15ギャラリーと石川県立美術館、金沢21世紀美術館では、「スタンプラリー」を実施する。金沢アートグミの金谷さんは「スタンプラリーは『これまで知らなかったギャラリーを回ることができた』などと毎年好評をいただいている。個性のあるギャラリーがそろっているので、この機会にぜひいろいろなギャラリーに足を運んでいただければ」と各ギャラリーへの来場を呼び掛ける。
開催は8月31日まで。