クリスマス商戦がスタートした金沢市香林坊と竪町ストリート、片町で11月1日、イルミネーションが点灯され、帰宅途中の高校生や会社員らが本格的な冬到来を告げる風物詩を楽しんでいる。
香林坊では、国道157号沿いに植えられたケヤキ36本をLED電球11万球で彩る恒例の「ツリーファンタジー」が始まった。青白い光で包まれた国道は、一瞬にして冬の表情に。夜の闇が深まるにつれて並木は一層、輝きを増し、女子高生たちが「めっちゃきれい」と歓声を上げていた。
ファッションビル「香林坊109」(香林坊2)は、冬の夜空に輝く星と流れ星をイメージした装飾を用意。竪町ストリートにはクリスマスツリーとリボン形のオブジェが設置された。商業集積ゾーン「プレーゴ」(片町1)と片町スクランブル交差点でも、色とりどりの1万3000球がロマンチックな光を放った。
このほか、広坂のイルミネーションは今月10日~、柿木畠は12月1日~。市中心部に位置するこの5商店街で計約17万5000球の電球がともされることになる。
この日は「香林坊109」前で「5タウンズイルミネーション合同点灯式」が行われ、木の花幼稚園(長町3)の園児30人と「ミス百万石」の木村美里さん(21)がスイッチを押した。主催の金沢中心商店街まちづくり協議会の諸江洋会長は「点灯によって、皆さんの心が温かくなり、まちなかがにぎわうことを願っている」とあいさつした。
「香林坊ツリーファンタジー」の点灯時間は17時~24時、来年2月16日まで。竪町は15時~翌7時、12月25日まで。片町は17時~24時、来年2月28日まで。