金沢国際ホテル(金沢市大額町、TEL 076-296-0111)は3月15日、地元野菜を中心とした料理を常時40種類以上用意する、ビュッフェ形式のカジュアルなレストラン「セロリ」(直通TEL 076-296-1912)を1階にオープンした。
同ホテルは郊外型で、金沢の老舗料亭「浅田屋」が経営するシティーホテル。同店のオープンは食育を啓蒙するのが狙いで、野菜を中心に構成したメニューは、栄養素や効能にこだわり考案された。8種類ほどのレシピカードの持ち帰りサービスも行う。
同店の浅田総支配人によると、野菜本来のおいしさを、まだ味覚に敏感なころに知ってほしいという思いから、気軽に小さな子どもを連れて来店してもらえるよう絵本を置いたり、ベビーカー置き場を設けたりしたという。色彩学で食欲がわくとされているオレンジと黄緑をイスなどに多用し、カラフルなイメージで食事を楽しめるように工夫した。
「小さなお子様連れの方はもちろん、おいしい野菜が好きな方にも利用していただければ」と浅田総支配人。「料理にはできるだけ地元の野菜を使う中で、現在は導入編としてソースの味をしっかりさせているが、そのうちには太陽をたっぷりと浴びた野菜の『薄味のコース料理』を設けたい」とも。
テーブル=37卓、座席数=92席、面積200平方メートル。料金は、朝食(7時~10時、60分)=1,280円、夕食(17時30分~21時30分、90分)=1,890円。ランチ(11時30分~15時、70分)大人=1,490円、小学生=790円、園児=490円、3歳以下無料。すべてにデザートとドリンクバーが付く。