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松井秀喜選手に金箔ヘルメットとスパイク-金沢の製箔業男性が贈る

松井選手に贈ったものと同じ金箔ヘルメットを手にする石崎さん。手前はスパイク。

松井選手に贈ったものと同じ金箔ヘルメットを手にする石崎さん。手前はスパイク。

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 石川県出身で米大リーグ「タンパベイ・レイズ」に所属する松井秀喜選手の一層の活躍を祈り、金沢市の石崎製箔(金沢市神宮寺1)社長、石崎清隆さん(69)が、金箔(きんぱく)ヘルメットとスパイクを贈った。2品は現在、「松井秀喜ベースボールミュージアム」(能美市、TEL0761-22-2447)で展示されている。

松井選手に贈ったものと同じ金箔ヘルメットを手にする石崎さん

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 ヘルメットとスパイクは、松井選手が日頃使用しているのと同じ60センチと30センチのサイズ。今では現役を引退した石崎さんが8年前、職人として最後に打った直径25センチの金箔合わせて約50枚(3.75グラム相当)を表面に貼ってある。実際に身に着けてプレーすることは難しいが、光を受けてきらきらと輝くさまが美しく、石崎さんは「見て、励みにしていただければうれしい」と願いを込める。

 ヘルメットには「タンパベイ・レイズ」の略称「TB」と背番号の「35」、スパイクには「RAYS」「MATSUI 35」の文字も入れた。

 石崎さんは1998年、ジャイアンツ時代の松井選手が打点王と本塁打王の2冠を獲得した際、金箔色紙パネルを贈って以来、結婚やチームの優勝など、朗報を耳にするたびに金箔を使った祝いの品を届けてきた。

 今回は、年初になかなか所属先が決まらず、レイズ入団後もマイナーからのスタートを余儀なくされていた松井選手が5月末、メジャーに昇格したことを喜び、「走攻守」の言葉からイメージした2品を贈ることを決めたという。

 松井選手の父親で、同ミュージアム館長を務める昌雄さんは「金ぴかで、難しいところに貼る技術にすごいなと驚いた。今月15日ごろにアメリカに行くので、その際に写真を持っていき、(秀喜に)見せようと思っている」と話した。

 石崎さんは「メジャーに昇格してすぐに1号、2号のホームランが出たので、『(思いが)通じたな』と思った。夏場に強い選手なので、また必ずやってくれると期待している」と笑顔を見せる。

 同ミュージアムの開館時間は9時~17時。火曜定休。入館料は一般=300円、小中学生=100円、幼児無料。

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