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医療系バンド「ハートフルホスピタル」、金沢医大でボランティア公演

内灘町でボランティア公演を行う「ハートフルホスピタル」(写真=赤澤さん提供)

内灘町でボランティア公演を行う「ハートフルホスピタル」(写真=赤澤さん提供)

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 愛知県名古屋市の医師ら医療関係者で構成し、医療現場での実話や患者への思いを歌詞にして歌う異色のバンド「ハートフルホスピタル」が6月9日、金沢医科大学病院(内灘町)で慰問ボランティアコンサートを開催する。

「ハートフルホスピタル」が病院で行った慰問ライブ

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 同バンドは2007年7月、金沢医科大出身で、現在は名古屋市の名城病院腎透析科で医師をしている赤澤貴洋さんが中心になって結成。主要メンバーは4人で、赤澤さんと看護師免許を持ちながら同市内でタレント活動をしている山口千景さんがボーカルを務め、皮膚科医の澤田昌樹さんがギター、医療事務の南波舞さんがキーボードを担当し、病院や老人保健施設などでライブを開いている。

 作詞作曲担当は赤澤さんで、研修医時代からノートに書きつづっている医療現場での日々の出来事や思い、忘れたくない患者とのやりとりを歌詞にし、メロディーを付けている。これまでに、闘病中の高齢の夫と献身的に看病する妻のラブソング「永い二人だから」、いつも「ありがとう」と声を掛けてくれる患者への感謝の思いを歌う「ありがとう」、患者への応援歌「明日へ」などをリリース。CDの流通販売収益全額を臓器移植ネットワークや骨髄移植推進財団などに寄付しているという。

 金沢医科大学病院でのコンサートは同大同窓会が赤澤さんに依頼した。当日は赤澤さん、山口さん、南波さんが出演し、「永い二人だから」や「ありがとう」などを披露する。

 赤澤さんは「全ての曲にモデルになった患者さんがいる。日頃、患者さんに伝えきれない思いを歌にして歌うので、(歌を通じて)医療従事者が身近な存在だと感じ、信頼関係を築く一歩にしてほしい」と話している。

 開催時間は12時30分~13時15分。入場無料。

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