金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で7月23日・24日・30日・31日の4日間、「ケベック映画祭2011」が開催される。
「ケベック映画祭2011」で上映される映画「ベルヴィル・ランデブー」
同映画祭は同館が企画する「映画の極意」シリーズ第11弾として、カナダ・ケベック州の映画にスポットを当てる。フランス語を公用語とし、独自の文化・芸術・エンターテインメントを育んできた同州は、州を代表する都市・モントリオールで「モントリオール世界映画祭」が開催されるなど「映画のまち」として知られている。
社会の現実を丁寧に描き心に深く刻まれる作品が多く、ハリウッドやフランス映画とはまたひと味違った魅力を持つケベック映画。同映画祭では、フレデリック・バックの不朽の名作でアカデミー賞最優秀短編賞(アニメーション)受賞作「木を植えた男」(1987年)や「クラック」(1981年)、「大いなる河の流れ」(1993年)をはじめ、サーカスでショーを見せるペンギンを主人公にした「エスキモー」(2008年)や、自転車レーサーに憧れる少年の物語「ベルヴィル・ランデブー」(2002年)など、子どもから大人まで楽しめる15作品を上映する。
料金は、1回鑑賞券=大人500円・子ども300円、3回鑑賞券=大人1,200円・子ども800円。チケットは、当日受付で販売する。上映スケジュールなど詳細は、同館のサイトで確認できる。