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金沢で竹久夢二の詩をイメージにした写真展-公募作品展示

「宵待草」の1節をテーマにした出品作

「宵待草」の1節をテーマにした出品作

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 金沢ふるさと偉人館(金沢市下本多町、TEL076-220-2474)で現在、「竹久夢二の詩をイメージにした写真展」が開かれ、公募で集まった70点を展示している。

力作が並べられた会場

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 同展は夢二(1884~1934)の詩「宵待草」や「母」「花のゆくえ」など5編の中から好きな1行を選び、写真で表現する公募展。情景をイメージしやすい「宵待草」の一節「まてどくらせどこぬひとを」をテーマにしたカメラマンらは、海辺や公園、縁側に座り、物思いにふける女性の後ろ姿や横顔を捉え、人のいない待合室に並べられた2脚の椅子を写した作品も。「母」には縫い物をする高齢女性の写真が寄せられた。

 最も多い23点の応募があった「花のゆくえ」は、桜やツバキ、ヒマワリ、アジサイ、スイレンなど、さまざまな花がモデルとして登場。来場者は散り際の繊細な表情に見入っている。

 同館では昨年、中原中也の詩を題材に同様の写真展を開催したところ好評だったことから、第2弾として夢二を採り上げた。来年以降も詩人を変えて継続開催する予定だという。

 開館時間は9時30分~17時。入館料は、一般=300円、65歳以上=200円、高校生以下無料。7月24日まで。

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