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能美市がウルトラマンでまちおこし-第1弾は九谷焼のバルタン星人人形づくり

九谷焼の絵付けをしたバルタン星人人形

九谷焼の絵付けをしたバルタン星人人形

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 能美市は現在、ウルトラマンを使ったまちおこしに取り組んでいる。第1弾として、市九谷焼陶芸館(TEL 0761-58-6300)でバルタン星人人形の絵付け体験会を開いている。

洋絵の具と和絵の具で絵付け体験ができる

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 同市はウルトラマンシリーズの脚本の一部を手掛けた脚本家の故・佐々木守さんの出身地。市内にある遊園地「手取フィッシュランド」にもウルトラマンスタジアムが設けられていることから、市が観光資源として役立てることを思いついた。

 人形は通常の九谷焼の生地と同じ磁器製で、小松市河田町の陶芸家、東木宏充さんが市から依頼を受けて製作した。大きさは高さ8センチ、幅5センチで、参加者が和絵の具か洋絵の具を使い、世界にただ一体のバルタン星人を完成させる。

 300体限定で、これまでに120人が挑戦した。幼児とその父母が主だが、中には50代夫婦の姿も見られ、「幅広い世代に愛されたウルトラマンシリーズの人気の高さをあらためて実感している」(同館)という。

 絵付け後、窯で焼いて仕上げるため、受け渡しは2週間後。7月末をめどに、他のキャラクターの人形も登場させる予定。料金は本体代金800円に加え、和絵の具を使う場合は500円、洋絵の具は300円が必要。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、大人=300円、高校生以下=150円。

 同市では第二弾、第三弾事業も企画しており、7月24日と31日には、「2011夏休みフェスティバル」開催中の同市根上学習センターでウルトラセブンとウルトラマンコスモスの握手とサイン会を行う。また、7月30日から8月28日まで市立博物館で「佐々木守没後5周年記念 戦後ヒーローの肖像」を開き、佐々木さんが執筆したウルトラマンと怪獣の戦闘シーンを再現したジオラマ(模型)を展示する。

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