金沢市の繁華街、片町に関する問題を携帯電話用サイトで出題する「~クイズに答えてあなたも片町博士 チャレンジ片町!~金沢片町検定」が5月26日、始まった。
片町商店街振興組合の事業で、利用者にIT技術を使って片町のことを深く知ってもらい、ファンを増やすのが目的。新しくオープンした店のスタッフたちに地域に親しんでもらう狙いもあるという。
問題は「グルメ片町」「大好き片町」「片町物語」の3カテゴリーに分かれ、「片町スクランブル交差点には歩行者用信号機はいくつあるでしょう?」「ラブロ片町前のバス停に日曜日に停まるバスの数は?」「洋食屋RYOのシェフの年齢は?」など、片町を周知した人でも首をひねるような難問・珍問を含む全100問を用意した。片町のベーカリーが販売するカレーパンに使われているカレーや、老舗喫茶店に通った有名作家の名前を尋ねる出題も。
すべて4択式で、合格・不合格は決めない。今後、順次、問題数を増やしていく予定で、組合に加盟する各店舗の新しいニュースもクイズ形式で出題し情報発信に役立てる。一般利用者からも問題を募集するという。
同組合専務理事でIT委員長も務める宮谷隆之さんは「クラブなど夜のお店で、店員が客に問題を出し、会話の足がかりにすることもできるのでは」と多様な利用を期待する。
26日には同組合が運営する交流サロン「金沢ビズカフェ」(片町2)で開始式が行われ、小間井隆幸理事長が「北陸新幹線が来たときにおらが町を自慢できるよう、知識を蓄積するきっかけにしてほしい」とあいさつした。出席した組合関係者や一般利用者ら約30人は例題に挑戦し、笑い声を上げながら楽しんだ。
検定サイトには、スマートフォン(多機能携帯電話)やPCからもアクセスできる。