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金沢・ラブロ片町に「金沢楽市楽座」-テナント契約が1カ月ごとの新型売り場

売り場内に山積みにされたおかき

売り場内に山積みにされたおかき

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 金沢市の商業ビル「ラブロ片町」(金沢市片町2)に12月18日、テナント契約が1カ月ごとの新タイプの売り場「金沢楽市楽座」がオープンした。

多種多様な商品を置く「金沢楽市楽座」。婦人服や着物も

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 同ビルは将来的に建て替えを計画するため、テナントと長期契約を結べないことから、他県の先進例を参考に導入した。今月は県内外のメーカーや卸業者など47社が名古屋コーチンの手羽先やおかきといった食品から衣服、かばん、靴、日用雑貨までを販売する。

 同ビルを運営するディー・アンド・シーが経営する「金沢楽市楽座」。2階のワンフロア約1,150平方メートルを全て使い、食品20社、衣料10社、服飾雑貨8社、日用雑貨9社の商品を並べた。中には、98円均一の「98ショップ」や、バナナスタンド、焼きいも鍋といったアイデア商品を集めたコーナーも。卸業者が消費者の反応を見るために置いた新商品も売り場の一角を占める。

 出店契約が1カ月ごとのため、テナントの一部が随時入れ替わるのが特徴。テナント側には、売上金の歩合以外の敷金、保証金、共益費などを求めず、接客やレジ業務は同社が担当。「初期コストを抑えて販売できる場所」として出店者の間口を広げた。

 同ビルは老朽化や他のファッションビルとの競合により空きフロアが増加。しかし、2014年度に予定されている北陸新幹線金沢開業までの建て替えを計画していることから、新しいテナントと長期契約を結ぶことができず、短期契約で出店コストを最小限にできる新タイプの売り場を作った。

 ディー・アンド・シーの渡辺一夫社長は「市中心部は固定資産税が高いので、これまで低価格の商品を置く店は進出しづらかった。テナントは1カ月単位でどんどん変えていく。幅広い年代層の方に来ていただきたい」と話す。

 営業時間は10時~19時30分(土曜・祝前日は20時まで)。

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