SP盤レコード再生と伝統邦楽のミニ音楽会-金沢蓄音器館で

笛「雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)」を演奏する藤舎眞衣さん(左)と藤舎良眞有さん(右)

笛「雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)」を演奏する藤舎眞衣さん(左)と藤舎良眞有さん(右)

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 蓄音器540台とSP盤レコード約2万枚をコレクションする「金沢蓄音器館」(金沢市尾張町2、TEL 076-232-3066)で11月、伝統邦楽の生演奏とコレクションのSP盤レコードが聴けるミニ音楽会が開催されている。開催は、金沢市中心部の観光ポイントをライトアップするイベントに合わせたもの。

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 音楽会は、「笛」「小唄」「哥澤(うたざわ)」などの伝統邦楽のミニ鑑賞会と、同館に寄贈された「山蓄コレクション」の約2万枚のSP盤レコードの中から選ばれた楽曲を、来場者がリクエストして聴けるミニ観賞会の2部で構成され、金沢ならではの邦楽演奏とSP盤レコードの奏でる懐かしい音色が組み合わさり、秋の夜の風情がいっそう魅力あるものになっている。

 同イベントは、金沢ライトアップバスの運行に合わせて「街中そぞろ歩き」の楽しみを演出する効果を狙った初めての試み。同館関係者は「地方都市としては珍しく邦楽演奏者の厚い層を持つ金沢の強みを生かし、従来からの金沢観光の魅力である『食べる』と『見る』の2つの軸に加え、新しく『聴く』という新機軸を取り入れたイベント」だと話している。

 この日、邦楽では藤舎眞衣さんと弟子の藤舎良眞有さんの笛の演奏が行われ、「雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)」や、聴き慣れた「もみじ」「赤とんぼ」などの楽曲も演奏された。

開催日は11月3日・10日・17日の各土曜日。各日とも19時~20時30分、約15分間隔で10分間ずつ計7回演奏される。開場は18時50分。入場無料。

金沢蓄音器館 

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