持続可能な未来探る

山口県祝島の反対運動について語る鎌仲監督

山口県祝島の反対運動について語る鎌仲監督

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 ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の鎌仲ひとみ監督のトークイベントが9月20日、金沢の映画館「シネモンド」(金沢市香林坊2)で行われ、監督が映画の舞台となった山口県祝島の現状を説明し、脱原発を訴えた。

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 祝島では、1982(昭和57)年に中国電力の原発建設計画が持ち上がり、島民が美しい海を守ろうと、28年間にわたって反対運動を展開している。監督は、権力も金もない島民が自分たちの力だけで何ができるかを描こうと、同島を取材。石油・原発依存から自然エネルギー利用へと転換し、持続可能な社会づくりを推進するスウェーデンの動きとともに2時間15分の作品にまとめた。

 トークイベントでは、監督が祝島の反対運動にとっての敵は、「島の人には申し訳ないが、原発立地はしょうがない」と思っている日本人の集合的無意識だと指摘。「二項対立を乗り越えて未来志向型になっていかないといけない」と話した。

 上映時間は、24日まで=14時10分~、25日~10月1日=20時10分~。

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