金沢市の近江町市場(青草町)の商店や飲食店が、ツイッターを使って買い得品やイベントの情報発信を始めた。
利用者から「ツイッターを使えば、お金をかけず簡単に店の宣伝ができる」と耳にした青年部長の坂野浩章さんが各店に呼びかけ講習会を開催。約180店舗のうち、青果やパン、豆腐、かまぼこ、フランス料理、くし揚げなどの店計約20店舗が導入を決めたことから、7月14日に「近江町ツイッター部」を発足。同24日、部員ら13人が会合を開いた。
現在は、各店がそれぞれ売り出し中の商品や日替わりランチの内容、新作ケーキの情報などを発信したり、閲覧者限定の割引サービスを実施したりしている。中には、商売のためではなく、趣味で参加している人もおり、個人的な日常の出来事についてのつぶやきも見られる。
24日の会合では、同部顧問を務める安田恒夫さんが「画面を見た人が近江町に行ったような気持ちになれるようにしてほしい。我々が起爆剤になって仲間が増えるよう頑張っていきたい」とあいさつ。部員らは互いの「つぶやき」の内容や、同部のこれからの運営などについて意見交換した。中には会合の様子を携帯電話のカメラで撮影し、ツイッターで中継する人の姿もあった。
同部部長に就任した坂野さんは「僕は毎日、今日のお勧めの果物について投稿しているが、まだお客さまからの反応はない。各店の店頭にポスターを張り、ツイッターをしているということをもっと宣伝していきたい」と話す。